私の仕事は、橋梁やトンネル、道路などの土木現場における全体の施工管理です。受注したお客様に、工期が短く安全な工法を提案するのも私の仕事です。土木の仕事は一つとして同じ現場はありません。だから、常に新鮮さがある。奥も深く、幅も広い。何年やっても飽きのこない仕事です。自分のやったことが後に残る、やりがいのある仕事。子どもたちにも、ここはお父さんが造ったんだと自信を持って言えますね。
完成した時は「やったぞ!」と涙が出ます。苦労が大きければ大きいほど達成感は大きい。ただ、達成感がある分、現場は甘いものではありません。新人の頃、思い通りに工程が進められず、問題を発生させたこともありました。頭が真っ白になりました。
しかし「トラブルには、逃げることなく、つねに正直にスピーディに対応しよう。それが信頼を得ることにつながる」と先輩から教わり、難局を乗り越えることができました。
土木現場は工事の規模が大きく、建造物が日々でき上がっていく様子は躍動感にあふれます。そこには、鉄筋、型枠など、いろんな人々がかかわります。ですから現場をスムーズに進めるために、人と人との繋がりが非常に重要となります。
とくにチームワークはヤマグチの熱いところ。工期に間に合わない仲間の現場があると、応援に行って、どうにか終わらせたりします。そんな時に、この会社のスピリットをいちばん感じますね。